【第13話】案件のクオリファイで効率と成果を最大化する|Sales Trekポッドキャスト
クオリファイの重要性
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📝 エピソード概要
ヨーロッパ系外資系企業でのエンタープライズ営業部長時代の体験談を基に、案件の可能性を見極める「クオリファイ」の重要性について詳しく解説します。アジアパシフィック副社長から学んだ革命的なアプローチとは?
🏢 ヨーロッパ系外資系企業での挑戦
競争力のある斬新なテクノロジーを販売する企業で、まだ世の中にない新しいソリューションの拡販に苦戦。エンタープライズ営業本部を立ち上げ、人員強化を図るも、売上がなかなか上がらない状況が続いていました。
💡 アジアパシフィック副社長の教え
👥 他の営業
ネームドアカウント
(営業にアサインされている企業)
🎯 副社長のアプローチ
でも実際は…
売れそうな20社に集中
結果:クオータの2倍の成績を達成!
🔍 重要な気づき
500社全部を攻めるのではなく、売れる可能性のある企業に絞り込んで、そこを集中的に攻めることが成功の鍵。クオリファイの重要性を改めて学んだ瞬間でした。
📊 従来のBANTフレームワーク
購入するための予算があるか
決定権限を持っているか
ニーズや課題があるか
導入スケジュールがあるか
BANTでは売れるかどうかの判断は難しい。最も重要なのは目の前の担当者が社内の企画立案者かどうかを見極めることです。
🚀 企画立案者の見極めが最重要
会社は常に成長する生き物。成長のために様々な課題解決を常にしています。企画立案者は社内で何かの課題を解決しようとする人、会社の中の改革リーダー的な人です。
解決したい課題を見つける
周囲を説得する
会社から予算を引き出す
改革を実行する
🔍 企画立案者の見極め方法
💡 見極めのための質問
- 問題意識を持っているか?
課題に対してしっかりと物事を考えているか - 実際にリードしているか?
役職だけでなく、実際に物事をリードできる人なのか - 会社で信頼されているか?
上司など会社で信頼をされている人なのか - 解決したいことがあるか?
今何か解決したいことがあって、実際に取り組んでいるのか - 予算はあるか?
それをやるためのお金があるのか、持ってくる術があるのか
重要なポイント:信頼関係を作り、的確な質問をすることで、相手も「この営業は周りとちょっと違うな、少し話してみよう」という気になってくる可能性があります。
企画立案者に該当しない見込み客を相手にしないことで、営業効率が格段に上がります。
「売れもしない相手に足繁く通って色々な関係を作っていたとしても、その人が社内を駆けずり回ってお金を取ってきて課題を解決する人でなければ、いくら付き合っても一円にもならない」
🎯 成功の方程式
企画立案者の期待以上のことを常に心掛ける → 信頼関係が深まる → 相手が様々なことを語ってくれる → よほど社内政治や競合が優秀でなければ勝てる可能性がグンと上がる
💭 「営業には経験が必要」は本当か?
確かに何も経験のない人が企画立案者かどうかを見極めるのは難しいですが、慣れてくればそれほど難しいことではないのではないかと思います。
B2Bセールスは、ある意味この企画立案者を探すことがポイントになります。お客様と面談をして製品を売り込むのではなく、その人が企画立案者の可能性があるかを見極めることが最も重要です。
🔗 シリーズとの関連
これまでの第1-12話では営業技術から案件管理まで幅広く解説してきましたが、第13話では営業効率を劇的に向上させるクオリファイに焦点を当てました。どんなに優れた技術を持っていても、相手を間違えれば成果は出ません。
次回予告: 第14話では、さらなるB2B営業の実践的ノウハウについて解説予定です。
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このポッドキャストは、日本と外国の間で学んだ外資系の法人営業のノウハウを分かりやすく伝え、業績改善を支援するB2Bセールス専門のコーチ&アドバイザーがお届けしています。実践的な営業技術から戦略的なアプローチまで、幅広いトピックを約10分で解説します。